お金について考える1 お金を縛る、ということ
縛られるよりも縛りたい、マジで。
お金について考えるのが好きです。
なので考えたことを考えたままに・・・「お金について考える」を始めてみることにしました。
アウトプットの一環なので主観にすぎません。
正解を探している方には何の答えにもならないので、その辺はご了承願います。
お金って「オールマイティ」
「オールマイティ」という言葉を知ったのは確か小学生の頃。
当時ドンジャラが流行っていて、ドラえもんのドンジャラでどこでもドアの絵が付いたコマに書かれていた文字が「オールマイティ」。
どんなコマの代わりもできるスペシャルコマです。
ポーカーで言うとジョーカー、ワイルドカードとも言うんでしょうか。
とにかく「お金」というのはこれにあたると思うんです。
オールマイティではあるけれどもそれは1:1でしかなくて、1つのオールマイティーコマは1つのコマにしかなれないわけです。
1円は1円。1円の物にしか替えられない。
そのオールマイティコマがもっとたくさんあったらいいのに・・・と思いながら日々生きています。
お金を縛るということ
ここで考えたのがお金に制約をつける=縛るということ。
「縛る」というリスクをとることで、1:1以上のリターンを得ることが目的です。
これにはいろいろな方法があります。
例えば、「名前を付ける」
1か月に1回お金をおろして使途別に封筒に詰め名前を書く。「光熱費」「食費」「レジャー費」・・・等々。一昔前の主婦雑誌にはよく見られたお金の管理法です。
または「貯金」という名目で銀行口座に毎月一定額を預けること。
お金に役割を持たせます。縛り付けている間お金の自由は奪われますが、無駄遣いは減らせる、というわけです。
これ、私はすごく苦手です。1回もやったことが無いので効果のほどはわかりませんが、労力のわりにこれをやったところでお金が増える訳でもなく、ただただ面倒くさそう。やってみると効果が分かるのかもしれませんが、とにかくとっつきにくいと感じました。
でも、人によってはこれをやることで貯金ができるといいます。そういう人にとってはお金を「縛った」甲斐があった、ということになります。
お金が使える「使途」で縛る、ということです。
例えば、「保険」
入院した時・死んだ時・ガンになった時・火事になった時・交通事故を起こした時・・・等々、と制約をつけることで、お金を「縛り」ます。
状況によってですが、支払った金額よりも多くの金額がもらえることがあるでしょう。
お金を担保に「安心」を得ることもできます。
もちろん逆の場合が多いので保険会社が儲かるわけですが。
不測の「何か」があった時、リターンを得ることが出来ます。
お金が使える「目的」で縛るということです。
例えば、「ローン」
お金を借りて先に対価を支払うことで、返済金という「縛り」にします。
お金を貯めてから手に入れるのでは間に合わない場合、この「縛り」はとても有効だと思います。
お金が使える「タイミング」で縛るということです。
まとめ
今ぱっと思いつくのはこんなところでしょうか。
『お金って「オールマイティ」』の項で書きました。
1円は1円の物にしか替えられない。
だけど実はそれってすごいことで、そこがお金がオールマイティーたる所以なのですが、3つの例え「名前を付ける」「保険」「ローン」という形でお金を縛っている場合、お金と違って好きな時に1円を1円の物に交換できないんですね。
その代わり、「目的」「条件」「タイミング」がそれぞれ合えば1:1以上の効果が得られる、と。
もちろんリスクが伴いますので、合わなかった場合は1:1以下のリターンになる場合もあります。
さてさて、これって何かに似ていませんか?
そうです、投資です!
家計を使途別に分けて名前を付けたり、保険に加入したり、ローンを組んだり・・・割と多くの人がしているそれは、株式投資・債券購入・投資信託などとあまり変わらないのではないかなーと思います。
もし今日から、一家のお金を預かる立場になった方がいたら伝えたい。
お金は縛られるのではなく縛るものです。
目的をもって、色眼鏡を外して、その手の中にある大切なお金を死に金にしないために、自分に合ったお金の縛り方を考えてみてください。
私も!考えてみます。何かいいこと思いついたら、また記事にしたいと思います。