停電なおった!電気サイコー!!ご飯はフライパンで炊きました。携帯は○○で充電!
先日の台風の影響で9/30のPM11:00~今日10/2PM5:45まで約43時間停電していました。
こんなに長い停電は人生初でした。
台風で停電
ここまでは「よく」ではないですが少しは経験がありました。
でもだいたい数十分、長くても半日ぐらいで復旧することがほとんどでした。
翌日は長男がお弁当だったので、炊飯器のタイマーを使えないのは痛いところでしたが、朝スイッチを入れることにして、朝には復旧しているかな~くらいに思って停電したタイミングで就寝しました。
夜中、いつになく雨風がひどく、家もゆっさゆっさ揺れるので怖かったですが、眠ってしまえば気にならず、朝目を覚ますと多少風は強いものの、快晴となっていました。
さて、ご飯を炊くか、と炊飯器を見ると、電気がきていません。
もしや?!と冷蔵庫を見ると稼働していない・・・!!停電、続いてた!!!
警報はもう注意報に変わっていたし、幼稚園が休みになるかどうかも微妙だったのでとりあえずお弁当を作らなくては!と、圧力鍋に炊飯器に入れておいた米とお水を移し替えてガス火で炊きました。
ガスと水道は無事でした。
換気扇が使えないので窓を開けて調理です。
何とかウインナーを焼いてかぼちゃサラダを作り、トマトとおにぎりを詰めてお弁当完成!のタイミングで、幼稚園から「本日休園」のメールが。
どうやら幼稚園も停電していたようです。
テレビが見られないので状況もよくわかりません。
災害時用に単3乾電池3本で聞けるラジオがあったので電池を入れてスイッチを入れるも、台風の情報が流れてきません。
頭はパニックですが、なにせ電気が使えないので洗濯も無理だし、テレビで情報収集もできない。スマートフォンも電池切れが怖いのであまり使えない。
意外とすることないんだな~と座ってお茶を飲んでいました。この時点では。
ご飯はフライパンで炊く
最初の一回は圧力鍋で炊いたのですが、我が家の圧力鍋は5リットルサイズで結構大きいし、フタも重くて洗うのが大変。
あと、ご飯がどうしても鍋にくっついてしまう。
そこで以前テレビでキャンプの時のご飯の炊き方で「フライパンでご飯を炊く」というのを見たことがあったのを思い出しました。
直径20センチのフライパンとフタ(できれば透明で中が見えるのだとやりやすい←100均で売っています)があれば2合までなら炊けます。
電子レンジも使えないし、冷凍もできないので毎回炊くにはうってつけのサイズですね。
フッ素加工のフライパンなのでご飯もくっつかないし、洗うのも楽でした。
炊き方
- 米を研ぐ
- 米の水を切ってフライパンに入れ、米と同量の水を入れる(計量カップが無くても普通のコップとかでも同量ならOKです。)
- ふたをする
- 1時間以上浸水する
- 強火で1~2分 →目安:沸騰し始めるまで
- 弱火で5~6分 →目安:コメの上の水たまりがほぼなくなるまで
- 強火で30秒~1分 →目安:パチパチ音がするまで
- 火を止めて5~10分蒸らす
- 混ぜる
圧力鍋の方が甘みがありますが、普通に食べるには十分なご飯が炊けます。
停電時に調べると電池がもったいないので、出来れば紙に印刷するなり書くなりして非常用グッズの中に入れておこうと思います。
ガスが止まってもカセットコンロがあれば炊けますし。
4の浸水は最悪とばせますが、ご飯がかたくなります。30分浸水でもちょっとかためでした。
携帯の充電はノートPCで
いつも寝る前に充電器につないで寝るのですが、夜の11:00に停電したのでその夜から充電できませんでした。
でも、情報収集や、ご飯を炊く方法などを調べたり、家族と連絡を取ったり、なんだかんだでスマホは災害時にすごく出番が多いです。
更に普段は自宅でWi-Fi接続が多い私ですが、そのWi-Fiも停電で使えないため、4G回線を使用することになり、そのせいか待機時もいつもより電池の消耗が早かったです。
準備してあったソーラー充電のモバイルバッテリーは全く役に立ちませんでした。
6時間くらい日に当てて、3%くらいは充電できたかな・・・。
パワーが足りないですね。
常時充電したモバイルバッテリーを用意しておくのが一番良いと思います。
我が家にはそれがありませんでした。
で、普段私が使っているノートPCの出番です!
通常時は充電しながら使用していますので、バッテリーは80%程度充電された状態になっています。
どうせ無線LANも死んでいる状態なので、この電力をスマホの充電に使うことにしました。
起動してUSB端子に充電モードで接続するだけでOK!
Huaweiのスマートフォンは標準の充電器がUSBケーブルになっているので別に準備しなくてもいつも使っているケーブルで充電が可能です。
ノートPCをモバイルバッテリーの代わりに使用することが出来ます。
あとは市役所等公共機関で1人20分までなら充電させてくれる、というアナウンスもありました。
困ったこと
お風呂
ガスと水道は来ていたのに、操作パネルが電気なせいでお風呂が使えません。
緊急時、乾電池とか本体で直接とかで操作できるようなモードがあればいいのに・・・。
大きい鍋にお湯を沸かして浴槽に水を入れて混ぜて、汲んで使って何とかしました。
停電42時間目も同じようにして、さて入ろうか、というところで復旧してくれたので、シャワーが使えた時は本当にうれしかったです。
子供の相手
テレビ・録画番組・ゲームに頼り切った育児をしていたせいで、一日中子供の相手をするのに疲れました。
食事の支度中などはテレビが無いと無理です・・・。
「お母さん!お母さん!ねぇ!お母さん!!」
※フルボリュームx2
かわいいよ?かわいいんだけどちょーっと静かにしてようねー・・・。
冷蔵庫の中身
なるべく開け閉めは少なくしているものの、24時間を超えたあたりから心配が増しました。
我が家は割と週末に買いだめをするので、日曜の夜は冷凍庫もパンパンです。
全部無駄になっちゃうのかなー・・・と落ち込んでいたら、パンパンだったせいか、意外と溶けにくく、冷凍庫のCOOPのパラパラタイプのひき肉も40時間経過の時点でまだ半分凍った状態を維持していました。
が、場所によってはやっぱり溶け始めていて。
アイスはジュースになっていました。
あと1日復旧が遅かったら色々いたみ始めていたかもしれません。
それから、先日いつも読ませていただいているルパン座3さんのブログで↓のような記事を読みました。
「納豆はすぐ腐る」というのがすごく印象的で覚えていたので、停電後まず納豆から片付けました。3パックx3個あったので!
卵やみそは心配なしでした。
ルパンさんのおかげで納豆を腐らせずに済みました。ありがとうございました。
上にも書いたように冷凍庫はそのまま開け閉めしなければ割と大丈夫そうだったので、冷蔵庫の物から中心に消化していきました。
牛乳は夜11:00に停電して、翌日の朝普通に飲みました。大丈夫でした。
洗濯
市内もすべてが停電というわけではなかったみたいですが、コインランドリーは長蛇の列です。
1日は洗濯せずに過ごしたものの、2日目ともなるとちょっと心配になってきました。
今回は車で5分程度のところに住んでいる弟の家が、停電からわずか5時間程度で復旧したとわかったので、洗濯機を借りに行きました。
近すぎてまさかお互い停電している(復旧している)とは思わず・・・。
もっと早く連絡を取っていればお風呂も借りれたのに、これは失敗でした。
まとめ
電気が止まっただけ、水道もガスも使える、しかも市内の一部なのでお店もやっているし、数百メートル先では電気が使える家もある。
こんな状況ですが、それでも結構大変でした。
非日常、というのはそれだけで精神がすり減るな・・・と改めて感じました。
時間が経つと焦りや不安も増してきます。
そんな時に役に立つのは人間関係なんだろうと思います。
特に家族。
今回は子供たちがいつも通り、むしろちょっと楽しそうに過ごしてくれていたのが救いになりました。
それから、いつも聞いている地元のラジオ局で読まれるメッセージに励まされました。
「こんな状況ですよ」とか「この道がこんな風でした」とか、とても身近な情報がラジオから流れるのが本当にありがたかったです。
物資の備えも大切ですが、精神的にまいってきた時にどうするか、何をするかも考えておきたいと思いました。