燻製を作ろう!!絶対に省かないで欲しいたった1つの工程
たった1つの○○!をやってみたかった・・・。若干無理がありますでしょうか?
その工程とは・・・
乾燥です!
今回はこんな感じの燻製を作りました。
燻製と私
かれこれ15年、年3回くらい作るので50回位はやったと思います。燻製たまごが好きだけど高いから自分で作ろうと思ったのがきっかけでした。
あと半熟の燻製たまごが食べたくて。売っているのはだいたい完熟たまごなんですよ。
とにかく簡単に、と色々手順を飛ばしてやってきたのですが、絶対飛ばしてはいけない工程は乾燥だ!と今回(やっと)気が付いたので記事にしておきます。
燻製の作り方
・・・は、詳しく説明されているサイトがたくさんあるのでそちらを参考にしてください。
ざっくり工程をまとめます。
- 味付け
- 乾燥
- 燻煙
- 熟成
1は飛ばしても問題ありません。特に保存にこだわるのでなければそのまま燻すだけでも燻製は作れます。
が、燻製たまごは麺つゆにつけて味玉にしてから燻製にすると最高です。
4の熟成も私はそんなに意識していないです。
ただローストビーフの場合は肉汁の流出を防ぐため冷めてから切るようにしています。
今回強くお伝えしたいのが2の乾燥!これ大事!!
チーズ、何か物足りない
燻製を作ってもチーズだけなんだかいつも物足りなかったので、味をつけてみたり、長めに燻してみたり・・・色々試したのですが、今回基本に立ち返って燻煙前の「乾燥」を徹底してみました。
ザルと皿を積み重ねてひたすら乾かします。
乾燥用のかごを持っていたら、それを使ってもいいです。
今回は3時間くらい乾かしました。
よーく乾いたら燻煙・・・
すると、ごらんよ、この飴色のチーズを!!
大成功です。
やっぱり乾燥って大事だったんですね。
チーズのレシピ
- チーズをよーく乾かす
- 溶け落ちないようにアルミホイルをひく
- 30分燻す
私は表面の茶色いところが好きなのででっかいチーズも切ってから燻します。
↑これを
こうすると・・・
茶色いところがたくさん!わーい!
6Pチーズとかなら切らなくてもいいと思います。
ナッツのレシピ
そのまま30分燻す
半熟卵の燻製レシピ
- 沸騰したお湯に卵をそっと入れる
- 時々箸で転がしながら7分茹でる
- 殻をむいて薄めためんつゆ(そうめんのつけつゆくらいの濃さ)に一晩漬ける
- 徹底的に乾かす
- 30分燻す
・・・断面の写真を撮ればよかった。黄身が半熟です!!
※3で残っためんつゆは冷蔵庫にでも入れておいてあとでうどんのつゆにでもすると無駄にならなくてよいです。
ローストビーフのレシピ
これは温度計が必要です。
- 多めの塩コショウをこすりつける(あればお好みのスパイスも)
- フライパンで表面を焼く
- アルミホイルに乗せて80度で50分以上燻す
- お好みのタレでどうぞ(我が家はめんつゆ+すし酢+オリーブオイル+ケチャップ+すりおろし玉ねぎでタレを作ります)
玉ねぎのスライスを浅漬けにしたものを添えるとさらにおいしくいただけます!
注意
- チーズと卵はしっかり、しっかり乾燥させる
- 肉は肉汁が出てくるのでそれがチップやウッドの上に垂れないようにアルミホイルを深めの皿状にして乗せる
道具
最初は100均で買った中華鍋にアミを載せて金属製ボールをかぶせてやっていました。熱源はカセットコンロ。中華鍋にアルミホイルを乗せて少しスモークチップを置きその上にスモークウッドを置いて火をつけるとチップからウッドの着火します。そしたら火を消して、ウッドが燃え尽きるまで放置。
そのうち鍋に穴が開いたので、2台目相棒はこちらです。↓
段ボール!!
大きさがちょうど良くて何度も使いまわしたので汚いですねー。
段ボール燻製のやり方は、「段ボール 燻製」で検索するとたくさん出てきます。
ネックはスモークウッドへの着火ですが、中華鍋と同様、チップが少しあるとやりやすいです。チップからウッドへ燃え移るようにしてやる感じ。
私は段ボールの頃に燻製用の温度計と電気の熱源も手に入れました。
段ボール、使い勝手は最高だったのですが火事が怖いのと、肉類を燻したかったので、昨年から投入の三代目相棒がこちら。
ホームセンターで1200円位で購入しました。
燃えない素材、というこの安心感!!
まとめ
チーズ、卵、ナッツだけならスモークウッドと100均アミと段ボールで簡単に燻製が作れます。
肉や魚が絡むと温度管理や注意事項が増えるので、まずはチーズと卵とナッツをおススメします。
燻製たまごは、マカロニサラダやポテトサラダにあわせるのもおいしいです!
煙がすごいので屋外→真夏や真冬はきつい→春と秋が最適。
出来上がった燻製は最高のおつまみ。外に椅子を置いて燻製をつまみに一杯!というのがまた最高です。ビールはもちろん、ワイン、ウィスキー、日本酒・・・たいていのお酒に合いますよー!!
火事には十分気を付けつつ、燻製を楽しんでみてはいかがでしょうか?