「試験管ベビー」・・・そうか、そういうことになるのか。とりあえずルイーズさんハピバ♪
昨日のニュースです。
- 私は不妊治療をしています
- 世界初の「試験管ベビー」ルイーズ・ブラウンさんの40歳お誕生日
- 現在の不妊治療
- 不妊治療はお金がかかる。でも県や市町村が助成金をくれる場合も
- 体外受精をしなくても済むように、自分でできること
- まとめ
私は不妊治療をしています
長男も次男も体外受精で授かりました。
不妊の理由は不明です。
え?と思うかもしれませんが、原因不明の不妊というのはとても多いそうです。
AMH(抗ミュラー管ホルモン)というホルモンの値は低いですが、これは卵巣の予備能力を測るもので不妊には直結しないと言われました。
とりあえず体外受精をすれば何回かに1回は妊娠できるのである意味幸運なのかもしれません。
その辺や治療の経過はサブブログで書いてあるので、興味のある方はどうぞ。
itchon-tofu.hatenablog.com第一子第二子で治療されている方が多いので第三子の治療記録はあんまり需要が無いみたいですが・・・。自分のために書いています。
で本題。
今回のニュースを見るまでピンと来ていなかったのですが、ウチの子たち、
「試験管ベビー」なんですね!
治療を始めてから、タイミング法→人工授精→体外受精とステップアップしてきましたが、「試験管ベビー」という言葉が出てくることも無かったので、改めて今回、そうか!となりました。
世界初の「試験管ベビー」ルイーズ・ブラウンさんの40歳お誕生日
それが7月25日だそうです。
記事にもありますが、ルイーズさん自身は自然妊娠をして2児の母であるとか。
こういうニュースには本当に励まされます。
ルイーズさんが生まれたのが1978年。
「日本初」は、というと1983年だそうです。
私が生まれたのが1980年ですのでほぼ同世代と言えます。
彼女達が無事生まれてくれたから、今私は治療を受けられるんだな、と思ったら拝みたいような気持ちになります。
どうか、どうかこの先も普通の人生を。
試験管ベビーも自然妊娠ベビーと変わらないということを証明してほしい。
そう思いました。
現在の不妊治療
私が治療を開始したのは2011年の事でした。
「日本初」から28年経っていました。
少なくともその頃には特に大学病院や総合病院でなくとも、町のクリニックレベルで体外受精が出来るようになっていました。
凍結保存の技術の進化と、採卵針の発達が大きく寄与した、と最初に通っていたクリニックで教わりました。
それから更に7年が経ちました。
長男の時には出来なかった注射の持ち帰りが出来るようになりました。
次男の時には使えなかった薬を使えるようになりました。
他にもいろいろ、たった7年ではありますが、不妊治療は目覚ましい進化を続けていると思います。
今や日本での体外受精児は20人に1人、学校で言うと1クラスに1~2人はいると言われています。
不妊治療はお金がかかる。でも県や市町村が助成金をくれる場合も
私が通っているクリニックでは体外受精1回(この1回の数え方も色々なのですがここでは採卵→胚培養→凍結→移植までとします)につきだいたい50万円かかります。
そのうちの15万円は県が、10万円は市が助成してくれます。(年齢・回数に制限有)
持ち出し約25万円。
それもうまくいくかどうかはわからない。
毎回、たっかいなぁ・・・と思いながらもそれで妊娠できるのなら、と支払っています。
体外受精をしなくても済むように、自分でできること
さっさと妊活を始めることです。
1カ月でも2カ月でも若い方がいいそうです。
卵子の質は年齢がダイレクトに関わってくるので、年を取れば取るほど不利になります。
もちろん、年を取ればそれだけ、出産のリスクも高まります。
で、1年でできなかったら治療するしないにかかわらず、一旦クリニックを受診すること。
婦人科系の病気も治療がきっかけで見つかることがあります。
早く見つければ、早く治療が出来ます。
それ以外の要素は「運」なのかな、と思います。
あまり良い言い方ではないのかもしれませんが、ネット上で見かけて「なるほど」と思ったのが「不妊治療は高額ガチャ」。
もちろんスタッフの方やドクターの技術、薬や器具の進歩、「運」で片づけてはいけない要素もたくさんあるかとは思いますが、治療を受ける側としてはまさに「高額ガチャ」というのがぴったり来ます。
治療なんかしなくたって、避妊していたって妊娠する人はしますから。
そう考えると、早く妊活を始めてもダメじゃん、となるかもしれません。
でも早ければ、もし中々妊娠できなくても方向転換が出来ます。
20代でできなくても30代で違う人生を模索できます。
仕事を新たに探すことだってできます。
40代になってしまうと、悲しいことですが現在の日本では選択肢は確実に減ってしまいます。
まとめ
「試験管ベビー」の母として、今回のニュースは感慨深いものがあったので、思いつくままに書いてみました。
今、培養中の受精卵も、うまくいけば我が家の子供になってくれるはずです。
正直不安もありますが、もしかしたら産むことも無かったかもしれない子供達が、今家族として共に生活しているのは紛れもなく「体外受精」があったからです。
今はそのことに感謝して子育てにいそしもうと思います。
普通に育って、普通の人生を。
それが私の願いです。