電光石火の逆を行け!!

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噂の「あたしおかあさんだから」の歌詞を見て思ったこと

数日前、だいすけお兄さんが歌った歌の歌詞について炎上とヤフーニュースで目にしまして、どれどんなのだ?と遅ればせながら調べてみました。

2月1日にHuluオリジナル番組『だい!だい!だいすけおにいさん!!』で歌われた「あたしおかあさんだから」という曲です。

歌詞は勝手に載せていいのかわからないので割愛しますが、検索すると出てきます。

 

 

感想

共感はできなかったです。だってそもそもこの歌詞を書いたのぶみさん、男性ですよね?お父さんですよね?夫ですら私の気持ちなんてわかってくれないことが多いのによそのお父さんにわかるかって話ですよ。唯一素直にうなずけたのは、「新幹線の名前覚えるの」くらいですね。それすらもお母さんだから、というより息子と一緒に盛り上がりたいからですから。「おかあさんだから」やっているのではなくて、「息子達が好きだから」やっているんです。

 

疑問

この歌は誰に聞かせるための歌だったのか、ということが最大の謎でした。子供向けの番組で放送されたようですが、少なくとも子供には聞かせたくない。あなたがいるから自分のことできないのよ、と言っているようで。かといってお母さんが元気になれる歌詞か?というとそうでもない気がします。私は落ち込みました。例えていうなら、すごくキラキラして充実した他人のブログを見た後のような気持になりました。独身の頃からネイルが面倒な時はしなかったし、ヒールも疲れるからたまにしか履かなかった。むしろ子供を産んでからは合法的(?)にそこら辺をさぼれるのでやったーってなもんでした。だから歌に出てくるおかあさんは私とは程遠くて落ち込んでしまったんです。誰宛の歌だったのかな・・・と思いました。

 

この歌が与えてくれたもの

この歌に関しての感想を目にする機会が増えたことです。色々なお母さんの意見、お父さんの意見、芸能人の意見。みんながみんなこの歌詞に共感していたらきっともっと落ち込んでしまったと思うのですが、色々な意見を見ることで「そうそう、あるある」とか「いやそこまでは・・・」とか。「子供」に関して普段話すことはあっても、自分がどんな「おかあさん」をやっているか、どんな「おかあさん」になりたいのか、ということについてじっくり話すことなんてまず無いですから、この歌詞に関するツイートや意見はすごく興味深いです。ハッシュタグ「 #あたしおかあさんだけど 」とかもう全力でうなずいて見てしまいます。そういう意味ではこの歌が与えてくれたものは確かに存在します。

 

こうだったら良かったのに

せっかく男性の方が歌詞を書かれるわけですから「おれおとうさんだから」とかでもよかったんじゃないかなーと思いました。「仕事急いで終わらせて沐浴させるぜ」とか、「無限戦いごっこにも体力つけて臨むよ」とか。うん、惚れる。

私の場合、ですが子供を産む前はそれこそこの歌の歌詞のように思ったこともありました。でも産んでからは「おかあさんだから」っていう理由であきらめたり、がまんしたりすることって意外と少ないんだな、と感じています。

思いつくのはたばことお酒ぐらいですね。

だからといって「あたしおかあさんだからたばこはやめたわ 妊娠中と授乳中はお酒も我慢ね」とかだいすけお兄さんが歌ってくれてもそれこそどこ需要だよって話ですよね。

 

番外編

なんだかんだ子供の笑顔見たさにがんばってしまう世の「おかあさん」方なんですが、いずれ子供の子供、「孫」が誕生します。すると「おかあさん」は「おばあちゃん」になります。我が家の場合、長男を産んで一週間(入院している間)位までは、私の母の中でのカーストが私(娘)>長男(孫)だったのですが、退院したあたりで一気にひっくり返りまして、私(娘)のためにはあまり色々してくれなくなりました。「あたしおばあちゃんだから」です。なにもそこまで、と娘の私がドン引きするくらいマゴ命!です。孫疲れまっしぐらで少し心配なくらい。

以前通りすがりの女性(70歳くらいの全然知らない方)に頂戴した言葉なのですが、「子供は命を削るけれど、孫は命をくれるのよ!!」と。

それが実感できるのはまだまだ先になりそうですが、「おかあさん」も通過点!疲れた時はちょっと遠くを見据えて、まだ見ぬ孫を楽しみに、今は子育てを満喫しようと思います。